10月の砂浜 PLAY
季節を忘れた 
青空に誘われて
浜辺まで 車を飛ばす
 よぎる風は もう10月

彼方を横切る 
タンカーが震えてる
光さえ 埃を落とし
 君は少し 淋しそうさ

 肩を 抱いてみれば
 静けさが 
  海に 沈んでく
 夏の 笑顔が 今
 君を まぼろしに 変えた

10月の 砂浜は
やせた身体を 横たえている
小さな海鳥
西の空 消えてゆく
太陽に 追いつくことで
 熱い胸が 戻るならば

時間を斜めに
潮風が 区切る頃
涙さえ 知ってる様に
 君は少し 瞳伏せた

 髪を 梳かせながら
 張り詰めた 
  波が 引いてゆく
 夏の 笑顔が 今
 君を まぼろしに 変えた

10月の 砂浜は
やせた身体を 横たえている

作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1979.03.11.